最後に、ここから日本は何を学ぶべきか、2つ提示したいと思います。1つ目は日本はアメリカに頼り過ぎた点を反省し、自立すべく新たな国際戦略を官民が一体となって作ること、2つ目はアメリカに言うべきは言うという姿勢を見せることです。石破氏では全くできません。毅然とした態度を示せる人がリーダーになるべきでしょう。
日本は生産立国からノウハウを中心とした知識集約型国家に変貌する必要があります。その際、世界のリーダーシップをとれるような人材育成も極めて重要になってくるでしょう。我々がもつ世界観が変わりつつあるのかもしれないし、4年後にはまた元に戻るのかもしれません。ただ、今の日本に4年間、耐え忍べと無為な時を過ごしている暇はないのです。だからこそ、今、立ち上がらねばならないのです。くだらない与野党の綱引きをするよりも挙国一致でどうやってこの事態から脱却できるか議論すべきでしょう。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年4月4日の記事より転載させていただきました。