ふたつ目は人に会うことでコミュニケーション能力が磨かれるというものです。
結局のところ、ネット営業をしたとしても商談は外せないものなので、コミュニケーション能力は伸ばしていく必要があります。普段から大勢の人と会うことによって、コミュニケーション能力は確実に磨かれます。結果として、商談の成約率は高まることになるのです。
最後のメリットは普段のモチベーション維持向上の助けになることです。
ずっと自宅や事務所にひとりでこもりきりでは、なかなかモチベーションは維持できないものです。ですから、創業期で特にお金がない場合には、積極的に人に会いに出かけることをお勧めします。
どこで、誰に会えばよいか
では、どうしたら仕事につながる人脈をつくれるのでしょうか。
まず最低限必要な準備としては名刺です。相手に覚えてもらえるような名刺を作成し、話が広がるよう、そしてあなたのことをもっと好きになってもらえるように準備してください。たかが名刺ですが、1,000枚2,000枚と配っていくものですから、せっかくであるならば効果がある名刺にしたいものです。
次に考えなければならないのは、「誰に」「どこで」会うかという問題です。
「誰に」というのはいうまでもなく、仕事の発生源である「経営者」や「起業家」、そして「他士業」です。特に紹介率ということに関していえば、他士業からの紹介はもっとも多いところですので、ぜひ積極的に人脈をつくりましょう。
そして「どこで」という問題ですが、絶好の人脈作りの場は「経営者向けのセミナー・研修会」です。
異業種交流会などでも人脈はつくれますが、基本的に異業種交流会はもちろん素晴らしい会もありますが、「仕事がほしい人」の集まりになってしまう傾向が強いので、交流会選択に時間がかかることが多く、また参加しないとどういった人たちが集まっているのか不明な場合が多く、結果として効率が悪いものです。