10時間という長時間になった場合、会見主催側と記者側の緊張感がずっと続くとは思えない。今回の2度目の会見のように、質問する側が圧倒的多数になると、「少人数の会社側代表対大人数の記者側」という構図が目立ち、会社側がつるし上げられたような印象を与えてしまうし、リンチ的状況になりがちだ。不毛な言論の場になってしまう。

テレビ局側はなぜ数時間で切り上げなかったのか。リンチでも仕方ないと思っていたのだろうか。興味深い点である。

編集部より:この記事は、在英ジャーナリスト小林恭子氏のブログ「英国メディア・ウオッチ」2025年2月5日の記事を転載しました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、「英国メディア・ウオッチ」をご覧ください。