足立氏の維新批判の背景には、2024年6月に党から受けた6カ月の党員資格停止処分がある。この処分は、4月の衆院東京15区補選での党の機関紙配布が公職選挙法に抵触する可能性をSNSで指摘したことが原因。処分を受け、無所属での出馬を検討していたものの、維新が大阪9区に対抗馬を擁立したため、引退を決断。

この経緯から、党への不信感や「だまし討ちのようにされた悔しさ」(2024年10月9日、読売新聞インタビュー)が批判の原動力となっていると考えられる。

まとめ

足立康史氏は政界引退後、維新への批判を強めつつ、他党候補の応援やメディアでの発信を通じて政治への関与を続けている。

政界に対しては透明性や国民本位の政策を求める姿勢を維持しつつ、維新に対しては党の変質や政策の空洞化を厳しく非難。特に「解党すべき」「価値を生み出せない」といった発言は、党との完全な決別を示しているだろう。