では、このロボットの性能はどのくらいすごいのでしょうか?
わずか21ミリグラムの機体は、バッテリーも搭載せず無線飛行できます。
また、空中で最大約0.5秒間の静止飛行(ホバリング)が可能です。
左右への旋回、上昇・下降、そして壁などにぶつかった後でもすぐに姿勢を立て直して飛び続けることができます。
さらに、このロボットの制御方法も革新的です。
ロボット本体にはセンサーやコントローラーがついておらず、すべての操作は外部からの磁場の変化によって行われます。
つまり、磁場の方向や強さを変えることで、まるで見えない“空間のリモコン”を操作するように動きを制御することができるのです。
では、この驚くべきミクロ飛行ロボットは、どんな場面で役立つのでしょうか?
研究チームは「小型飛行ロボットは小さな空洞や複雑な環境を探索するのに役立ちます」と述べています。
植物の隙間をすり抜けながら気温や湿度を測定し、農作物の管理を支援するスマート農業への応用が期待されています。
また、自然環境を壊すことなく野生動物の行動を観察するなど、生態調査や環境モニタリングの現場でも大きな役割を果たせるでしょう。
近い将来、指先に乗るほど小さなロボットたちが群れをなして空を飛び、私たちの生活を支えてくれる日がやってくるかもしれません。
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参考文献
Record-breaking tiny robot offloads electronics to fly by magnetism
https://newatlas.com/robotics/worlds-smallest-untethered-flying-robot-magnetic-field/
UC Berkeley engineers create world’s smallest wireless flying robot
https://news.berkeley.edu/2025/03/28/uc-berkeley-engineers-create-worlds-smallest-wireless-flying-robot/