それでも、予想外の展開が…

「今日も来たよ~!」

そう言って、いつものようにリーダー格ママがやってきた日。

私は思いきって言いました。

「ごめんね、今日はちょっとひとりで過ごしたくて…」

すると彼女は一瞬、驚いたような顔をしましたが、すぐに表情を変えて笑いました。

「えー、なにそれ? 寂しいこと言わないでよ~!」

私はもう、曖昧に笑うのをやめました。

「本当にごめん。これからは、自分の時間を大切にしたいの」

それが、精一杯の“本音”でした。

彼女はしばらく黙っていましたが、「…そっか」とだけ言い残し、その日は帰っていきました。