イスラエルはもっとわかりにくくなっています。ハマスせん滅の為にガザに再侵攻したと思えばヒズボラ対策でレバノンを空爆しています。もちろんイスラエルにとって「約束違反」と言わしめる理由があったからなのでしょうが、イスラムの地下組織などモグラたたきのようなものでなくなることはないのが歴史が語るところ。とすれば和平が訪れることはなくなります。2つの戦争は共に仕掛ける側の自己都合の論理と受け手の思った以上の抵抗にあります。唯一戦争が目先終わる可能性はゼレンスキー氏とネタニヤフ氏のトップ交代しかトリガーがない気がします。

4月に入れば相互関税、日本は予算が終わり、参議院選に目線が移ります。世界情勢はG7が6月にカナダで開かれますが、それまでにトランプ氏は各国とどのような対話をするか次第だと思います。我々の生活とは全く違う次元の話でありますが、その判断で大きく振り回される次の3か月が始まります。シートベルトは引き続きしっかり締めた方がよさそうです。

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年3月31日の記事より転載させていただきました。