興味深い点として、値切り文化が楽しいと感じる観光客が多く、とくにアジア諸国からの旅行者にその傾向が見られる。近隣諸国からは東京よりも地理的に近いことも、大阪の魅力の一因である。

大阪の街を高所から見渡す展望スポットとしては、かつては通天閣や大阪城が主流であったが、現在では日本一の高さを誇る「あべのハルカス」や、名建築として名高い「梅田スカイビル空中庭園展望台」が人気を集めている。

歴史都市としての大阪も、東京や京都に劣らない。大阪には何度も都が置かれた歴史があり、京都よりも古い由緒を持つ。江戸もまた、豊臣秀吉が大阪の地形に倣って徳川家康に命じて築かせた都市である。

江戸時代には京・江戸と並ぶ三都の一つとされ、昭和初期には東京よりも人口が多く、世界第六位の人口を誇る大都市であった。日本の大企業の多くが大阪に本社を構え、あるいは大阪を発祥の地としている。

住友グループ、三菱銀行、丸紅、伊藤忠、日本生命、パナソニック、シャープ、サントリー、大丸、高島屋、ジャスコ、ダイエー、野村證券などが該当する。五大全国紙のうち、朝日新聞・毎日新聞・産経新聞は大阪発祥である。

スポーツでは、高校野球の甲子園、ラグビーの花園競技場が全国大会の開催地となっている。芸能分野では、人形浄瑠璃の「文楽」、吉本興業のお笑い、宝塚歌劇団などが大阪文化を代表している。京セラドームでは、国内外の人気アーティストによるライブ公演が行われている。

「大阪は東京のまねをしても意味がない」といわれることがあるが、アミューズメントやショッピングの面では東京とほぼ同等の体験が可能であり、混雑も少ないため、西日本のみならず東京からも多くの来訪者を集めている。

料理においても、大阪は多彩な魅力を有する。たこ焼きなどのB級グルメも人気だが、高級和食もまた大阪で発展したものである。日本一の高級料亭と称される「吉兆」も、大阪高麗橋の本店から全国にチェーンを展開している。