3. こち亀記念館への行き方
こち亀記念館は亀有駅から徒歩3分とアクセス抜群! ここでは、亀有駅への行き方や、駅からこち亀記念館への行き方を簡単に紹介します。
亀有駅への行き方
亀有駅はJR常磐線の駅です。常磐線は千代田線と直通運転をおこなっているので、JR線はもちろん、東京メトロ沿線の駅からもアクセスしやすい場所にあります。
【周辺主要駅からのアクセス】
- 北千住駅から常磐線各駅停車で7分
- 大手町駅から千代田線(常磐線直通)で23分
- 松戸駅から常磐線で6分
亀有駅からこち亀記念館への行き方

常磐線に乗って亀有駅に到着しました! さっそく、南口から出発していきましょう。
南口を出て10歩足らず。いきなりお出迎えしてくれたのは......?

両さんと、同僚の中川・麗子のリアルなカラー銅像! 両さんのとなりで敬礼し、記念撮影している方も何人か見かけました。「こち亀の街」に来た実感が湧いてきます。
実は、大原部長もこの写真のどこかに隠れていますよ。見つからなかったら、実際に行ってよく探してみてくださいね!
銅像で記念撮影を楽しんだら、イトーヨーカドーのある方向へ進んでいきましょう。

駅前ロータリーを出てすぐの、ちょっと分かりにくい5叉路はマクドナルドが目印。マクドナルドを右手に見るかたちで「宮前通り」に入り、まっすぐ道なりに歩いていきましょう。
数分歩けば右手に、漫画の「コマ」が飛び出してきたかのような、ポップでコミカルなビルが見えてきます。ここが、こち亀記念館です!

4. こち亀記念館の見どころをフロアごとにピックアップ!
こち亀記念館はフロアごとにテーマが異なります。順路に沿って1階〜5階の見どころをピックアップしていくので、ぜひ追体験してみてください!
エントランス

「派出所の上に勝手に建てた」というコンセプトなだけあって、入口はリアルな交番さながら! 入ってすぐ、両脇には両さんと麗子の机がありました。
ファンシーでお嬢様全開な麗子の机は、引き出しの中まで細かく作られています。一方、両さんの机はなぜか最低限の物しか置かれておらず、ほとんどもぬけの殻......。その理由は、記念館を巡るなかで判明します。

派出所の奥には、記念館のミニチュアや設計図がありました。設計図の横には、「155億入ったらかえします。」などと書かれた両さんらしいテキトーな借用書がたくさん貼られているのですが、こんなに借金して大丈夫なのでしょうか(笑)。
また、ミニチュアの下にあるスマートフォンからは大原部長からの留守電が聞こえます。まずい......早く逃げなきゃ! すっかり両さんの気持ちになって、急いでエレベーターに乗りこみました。
5階「両津勘吉誕生!」

エレベーター内でも大原部長からの圧を感じながら、到着した先は5階。ここから、4階、3階と下っていくかたちで館内を巡ります。
エレベーターを降りてすぐ目の前に広がるのは、「両さんが生まれた場所」。まるで、両さんが生まれた4畳半の部屋を上から見上げているかのような構図となっています(実際には奥にあります)。
両脇にはこち亀の作者である秋本治先生のコレクションや、こち亀単行本全巻などがずらり。ファンならじっくり見たくなるものばかりです。

5階にはもう一つ、原作にあったエピソードを再現した「復活! 両津大明神!!」というエリアも。
お賽銭を入れることはできませんが、鈴を鳴らすことはできました。お賽銭箱の注意書きには、(お賽銭を入れると)「両津がムダに儲かる!」と大原部長が嫌そうな顔でコメントしていて、思わずクスッとさせられます。
また、大明神の周りにあるカプセルトイは1回100円のおみくじです。パターンはなんと約50種類! こち亀に登場するたくさんのキャラクターのなかから「きょうの開運キャラ」を占うものとなっています。あなたの推しキャラが出るか、チャレンジしてみてください!
4階「こち亀の作品世界」

4階に降りると、マンガチックなモノクロの空間が広がっていました!
原画ギャラリーは、秋本先生の筆遣いや線の書き込み、手書きのセリフまでじっくり堪能することができる、ファン必見の貴重な空間です。
※4階で展示されている原画は複製原画です。

もちろん、両さんは4階でも大原部長から逃げ回っていますよ!
繊細なタッチの原画パネルに、壁一面に描かれたダイナミックな背景、そしてちょこまかと動き回る両さんの映像......。3つの要素が一気に押し寄せて来て、情報量に圧倒されました!
フロアの奥には、201巻にもおよぶコミックス全巻を一気見できる大型パネルもあります。こち亀の作品世界にどっぷりと没入してみましょう。
3階「こち亀のあそび場」
こち亀記念館 3階「こち亀のあそび場」
3階「こち亀のあそび場」には、昭和レトロを彷彿とさせる、バラエティー豊かなミニゲームが約20種類も並んでいました。直感的でギャグテイスト満載のゲームは、こち亀を知らない小さな子どもの心もグッと掴みそうです!
もちろん、ここにあるすべてのゲームは原作からアイデアを得たもの。こち亀ならではのハチャメチャ感を、触って・遊んでリアルに楽しめる体験型コンテンツとなっています。

試しに「麗子と相性診断」をやってみると......、なんと相性は125%! スタッフさんによると結構レアな数値なんだとか。
他にもランダム性の高いゲームがたくさんあるので、何度もトライしてみたくなります。この空間、ずっと居られそうだ......!
2階「わしのためのフロア」

2階は両さんのための両さんのフロア! シャンデリアに肖像画もある豪華な「両津永久名誉館長室」は、あれだけたくさんの借金をしていたのもうなずける、たいへん華やかな造りです。1階にある両さんの机がすっからかんだったのは、館長室に物を移動させていたからだったのかもしれません。
館長室の椅子に座って記念撮影することもできます。両さんの気分になってどっしりと座ってみましょう。

館長室の対面には、両さんのリアルすぎる部屋が再現されていました。隅々まで小ネタが満載なので、じっくり観察してみましょう。冷蔵庫のなかまでしっかり作り込まれていますよ!
1階「ようこそ亀有へ!」

5階からひとつずつフロアを降りてきて、いよいよラストの1階に戻ってきました!
1階は、こち亀を語るには絶対に外せない「亀有の街」を紹介するコーナー。熊手やブリキのおもちゃ、亀有香取神社の例大祭、亀有駅の風景、亀有の銭湯など......亀有の今昔をぎゅっと凝縮した展示を楽しめます。
どれも、こち亀のイラストやマンガのひとコマとあわせて紹介されているので、ポップで見やすく分かりやすい! こち亀の作中世界がいかに現実の亀有とリンクしているか、改めて実感できました。

葛飾区が特別に発行していた、両さんの住民票もありました!
そのほか、1階にはこち亀関連のスポットを地図から探せる「亀有両さんぽ」(デジタルマップ)や、メッセージを書いて投函することができる「こち亀ポスト」などもあります。ポストにメッセージを投函すると、秋本先生に届くかもしれないんだとか......! ファンのみなさん、こち亀記念館を巡って高まった想いをしたためてみてはいかがでしょうか。