その教授がBNDの説明を受けた直後ドイツメディアのインタビューで、「あなたは自然発生説を裏付けるものを今回得たのか」という質問に対し、「時間が経過すればするほど、自然発生説に懐疑的になる」と述べている。

シュピーゲル誌は「以前は実験室理論に批判的だったドロステン教授にとって、この発言は劇的な方向転換を意味する。教授は明らかに新しい発見の影響を受けていた」と述べている。科学者に事実を語ることを口止めするBNDについて、「秘密が科学的道徳を如何に害するかを明らかにしている」と指摘することも忘れなかった。

編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2025年3月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』をご覧ください。