私には非常に理解しがたいものがあります。それはなぜ石破氏はまだ首相をしているのか、そしてなぜ下ろそうとする動きがどこからも出ないのか、であります。理由はもちろん知っています。野党にとって参議院選でこれほど戦いやすい相手はいないというわけです。しかし、立憲の野田氏がやりやすい相手というほど立憲の足元が堅固か言えば自民と共に沈み込む気がします。「昭和真っただ中の党首じゃ、もうおしまいよ」というわけです。

石破首相と玉木氏
現実的に参議院選なので自民がどれだけ負けようが自民党の総裁が首相であることは変わりません。シナリオとして衆議院解散に打って出て衆参同時選挙もなくはないですが、自民党のメリットがほとんどないと思います。それをすれば高い確率で玉木首相になるような気がします。では自民党が顔を変えればよいではないか、と思うのですが、これまた水面下で文句は言うものの動きが取れず、窮地にある石破政権を手伝わず、であります。これでは「同じ穴の狢」ではなく、「同じ穴のウジ」のようなものでしょう。日本を路頭に迷わせているのは、自民党が国民の期待に応えられないことであり、森山氏をはじめとした党幹部が自民党の持てる才能のほんの一部しか活用できていないことにあるのではないでしょうか?
私は「玉木首相」は頂けないと思っています。何でしょうかねぇ、軽すぎでふわふわしている感じ。野党癖がついていて、玉木氏にメディアの取材が集まりいい気になっているように見えます。日本に必要なのはもっと緻密でポリシーを持っているリーダーだろうと思います。「いるのか、そんな人?」と言われると私も困るのですが、中道左派だった国民民主党が勢いに乗って中道になりつつある軽さを受け入れるのか、という点からしてもまだ同党の骨組みは堅固ではないと思います。そういう意味からは維新の失敗は痛かったです。
カナダのアメリカに対する姿勢
日本のメディアはカナダに対して冷たいと思います。トランプ氏と戦っても勝てっこないじゃないかというトーンです。私はカナダに長年住んでいるのでポジショントークではありますが、これは勝ち負けの問題ではないと思うのです。いざ、そういう立場になった時、何ができるか考えたとき、私はカナダ政府は勇ましいと思っています。例えば日本が中国と不仲になり経済、貿易が止まると仮定した時、私が「日本なんて中国と戦って勝てるわけないじゃないか」といえばムカつくでしょう。それと同じです。