ウイングバックは堂安律(SCフライブルク)、三笘薫(ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン)、伊東純也(スタッド・ランス)の3人が現時点での最有力候補だろう。この3人に続くのがサウジアラビア戦でスタメン出場した中村敬斗(スタッド・ランス)と菅原由勢(サウサンプトン)だと考えられる。

三笘はこれまで度々コンディション不良により招集が見送られるなど、別メニュー調整となることが多く安定感の面ではやや不安が残るものの、これまでの活躍から森保監督からの信頼は厚い。万が一、三笘が招集できない場合の第一候補としては中村か。ほかに長友佑都(FC東京)や毎熊晟矢(AZアルクマール)なども候補として挙がりそうだが、中心になるのは前述の5人と考察する。

前線の2列目は久保建英(レアル・ソシエダ)、南野拓実(ASモナコ)、鎌田大地(クリスタル・パレス)らが名を連ねており、久保と鎌田はバーレーン戦でゴールし見事な結果を出した。彼ら3人は現時点での中心選手と言えるだろう。

2番手以降の候補は、川辺駿(広島)や伊藤涼太郎(シント・トロイデンVV)、三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム)などはどうだろうか。A代表での経験こそ多くはないものの所属クラブでは主力として活躍しており新たな戦力として期待したい。

上田綺世 写真:Getty Images

FW:上田、小川がリードも前田・町野が台頭か

3月戦、1トップの位置には上田綺世(フェイエノールト)、前田大然(セルティック)、古橋亨梧(スタッド・レンヌ)、町野修斗(ホルシュタイン・キール)が起用された。上田は怪我によりサウジアラビア戦は離脱となったものの、序列としては森保ジャパン不動のストライカーとして最有力だろう。さらに今回は招集されなかったが、小川航基(NECナイメヘン)もこれまでの活躍からは中心選手と言える。この2人に続くのが前田と町野。前田は今季所属のセルティックでゴールを量産している。町野は今回出場時間は少なかったものの、現所属のキール(ドイツ1部)では今季7得点を挙げており今後の活躍次第で上田と小川を脅かす存在になる可能性も。