ー次節はアウェイでの柏戦です。柏スタジアムの雰囲気はどのように映っていますか?

城福監督:やはり専用スタジアムで観客席から近いということで、選手の息遣いも聞こえて観ている側からすると本当にサッカーを堪能できる環境だと思います。逆にピッチにいる選手にもスタジアムの息遣いが聞こえるんですよね。当たり前ですけどホームのお客さんが多ければ、その分、相手チームの背中を押すような声が聞こえてくるというのが事実だと思うんです。それをプラスに変えられるかどうか。ヴェルディのサポーターもアウェイで大きな声を出して我々の背中を押してくれるのでね。そこは心強いと思いますし、それを味方にしてよい戦いをしたいなと思います。

これから連戦も始まりますし、この柏戦が大きなポイントを占めるのでは?

城福監督:連戦はあまり考えずに目先の試合に集中していきたいです。特に交代選手を絡めて戦っていく。「あと何日後になにかがある」というのは一切考えずに、その試合に集中していきたいです。

ー3月21日に64回目の誕生日を迎えられましたが、心境はいかがですか?

城福監督:若い監督が台頭してくるのは良いことだと思うし、そういう人たちとフェアな戦いの中で生き残っていくためには自分がアップデートできないとそれは絶対に無理なことです。それこそ、後進に譲った方が良いと思います。今までの経験を活かして日々アップデートしていくことが大事。

それでチームを変える、その事実を見せていかない限りはこの席(監督)には座れないと思いますのでね。そこは常に危機感や意欲を持って取り組んでいますし(意欲が)なくなった時にはそれこそ後進に席を譲ってあげた方が良いと思うので、意欲が続く限りは現状をさらに改善していくような努力を見せたいと思います。