ー今シーズンはここまで、町田戦以外はクリーンシートがありません。ディフェンスに関してはどう捉えていますか?

城福監督:これは攻守一体なので、クリーンシートを達成するためにはディフェンスだけを頑張っていてもだめなんですよね。やはり攻撃の時間がなければいけないですし、守備に関しても前線からの守備がなければ、より自分たちのゴールに近いところで守らないといけないわけですから。これはもう全体の問題として捉えています。

(J1は)我々がへばりついて守れるようなリーグではないんです。後から入ってくる選手(交代選手)が、実績的にも条件的にもこのチームにはあまりいないようなクオリティの高い選手が投入されてくる。それがJ1なので。より自分たちのゴールから遠いところで、出来れば攻撃的な中でサッカーをすることによってクリーンシートに近づくと思っています。走れるかだけの問題ではない。

柏レイソル 写真提供:GettyImages

柏レイソル戦に向けて

ー次節は今シーズン調子の良い柏レイソルとの試合ですが、印象は?

城福監督:(今年の柏は)サッカーが変わりましたし、立ち位置とか先発メンバーも多少入れ替わっている。マテウス・サヴィオが移籍した分、補強も充実していますし、新たにチームが生まれ変わろうとしている時期だと思うので、そこは相手のやりたいことをやらせないようにしないといけない。

新たな選手(新加入選手)がピッチに立っているということは、その分交代選手が充実しているということなんですよね。今まで主力でやってきたような選手がサブにいるわけですから、これは選手層としては非常に厚くなっているという印象があります。90分を通じて我々がコントロールできるようにならないと。後から入ってくる(相手の)メンバーも強烈な選手たちばかりなので、受け身にならないことが大事かなと思います。


東京ヴェルディ サポーター 写真:Getty Images

意欲が続く限りは努力を見せたい