
2025明治安田J1リーグで現在14位(3月27日時点)につける東京ヴェルディは25日、ヴェルディグラウンド(東京都)でのトレーニング後に囲み取材を行った。東京Vは、直近20日に行われたYBCルヴァンカップ1回戦でJ3のAC長野パルセイロと対戦。120分でも決着がつかずPK戦にもつれ込み、5-4で辛勝を挙げた。
リーグ戦に目を向けると、今シーズンは第6節を終えたここまで2勝1分3敗と勝ち点7で14位。なかでも気になるのは「失点の多さ」である。第3節の町田ゼルビア戦(1-0)で今シーズン初勝利を挙げているが、他5試合は全てで失点している。なかでも第2節の鹿島アントラーズ戦では4失点を喫して敗北している。そこで、東京Vの城福浩監督に直近の長野戦や守備の現状、次節柏レイソル戦などについて訊いた。

「相手が一番嫌なところを…」
ー20日の長野戦を振り返っていかがですか?
城福監督:長野戦はカップ戦の初戦ということもあって特に難しい戦いになるのは分かっていました。120分で点を取れなければ、ああいう難しい展開になる。そこは我々の問題であると思っています。そこで得た課題はしっかり改善していかなければいけない。
ー長野戦を経てリーグ戦のメンバー編成に影響は?
城福監督:食野壮磨もいますし稲見(哲行)や(山本)丈偉も含め、みんながポジションを狙いに来てくれているので、熱意ある選手を見定めていきたいなと思います。
ーそういった選手たちが今日の練習でアピールしていましたが、監督にはどのように映っていましたか?
城福監督:相手が一番嫌な「裏」を狙うところと、へそを使うところのバランスが我々のサッカーにおいて非常に大事なので、彼ら自身が能動的にボールを集めながらも相手の一番嫌なところをチームとして狙えるように我々もアプローチしています。あとは本人たちが心身共に準備できているか、選手の組み合わせなどを見定めたいなと思います。
