① 横に掘る
トピックに派生して、関連する話題に広げることをいう。
たとえば「日本の少子化問題」についていえば、
「少子化の話をすると、当然ながら労働力人口の減少が問題になる。(関連話題①) 労働力が減ると、企業は生産性向上のためにAIやロボットの導入を進める。(関連話題②) 一方で、高齢化社会が進めば、医療や介護の負担が増え、財政問題も深刻になる。(関連話題③)
「少子化→労働人口→AI導入」と幅広く多面的に議論をするイメージだ。
② 縦に掘る
トピックをより細かく・専門的に掘り下げていくことである。
「日本の少子化が進んでいる理由を掘り下げると、単なる経済的な問題ではなく、ライフスタイルの変化も大きく影響している。(概要) 例えば、未婚率の上昇は価値観の変化によるもので、結婚=幸せという固定観念が薄れてきている。(深掘り①) また、女性の社会進出に伴い、育児とキャリアの両立が難しくなっている。(深掘り②) さらに、都市部では住宅費が高く、子育て環境の確保が難しい。(深掘り③)
「少子化→未婚率の増加→価値観の変化」と1つのテーマを「より細かく」「より本質的に」深めるイメージだ。
彼らの話は立体的でどこまでも深く、議論に必要な情報は完全に整理され網羅性も高い。もはやそれ以上議論の余地なく「もうこれが答えでしょ」と相手に感じさせる力を持っている。
3. 常に本質を追求する
深掘りできる人は、単に情報を多く持っているだけではない。彼らは、得た情報の中から「何が本質なのか?」を見極めることに長けている。では、彼らはどのようにして本質を見抜くのか?
頭が良い人は表面的な答えらしきものに興味を持たない。大衆やインフルエンサーの意見もそのまま受け取ったりはしない。
彼らはまず自分の頭で仮説を立て、一見答えのような結論が見えても簡単に考えることを諦めず、「本当に正しいか?」「これは表面的なもので、本質は別にあるはずだ」と知的体力と好奇心が旺盛なのでひたすら掘り進めていく。だから彼らの話は重みがあるし、説得力が全く違う。