課題へのアプローチを「スクウる。」で
——「スクウる。」は、このような課題に対してどのようにアプローチしているのでしょうか?
「スクウる。」は学校側が契約して、各部活動の顧問に管理権限を付与して使用するツールです。顧問が学校に稟議申請し、それが通ってはじめて保護者への集金案内、徴収が可能になるため、事後報告による学校側が感じる部活動のブラックボックス化が解消されます。
学校の承認が下りたものだけが集金案内として保護者のメールアドレスに送信されるので、保護者としても、何のための集金なのか? 必要性があるのか? などの疑問も解消されやすくなります。
学校が監督するというフローが確立し、顧問側にも「見られている」という意識が浸透することで、部活動に関する集金管理の透明化がなされます。これは学校関係者からも高く評価されたポイントですね。
——「スクウる。」を利用することで支払い方法も一括管理でき、保護者によるクレジット決済や振り込みでの入金が可能になるのですね。
そうですね。これによって、保護者は現金を準備する必要がなくなります。また、クレジット決済であれば分割での支払いも可能になるので、月々の支払い負担も保護者自身で調整できるようになります。親の経済状況によって、生徒の部活動への参加度合いが変わってしまう事態を防げるようになるのも、「スクウる。」のメリットです。
また、案内や集金袋の物理的なやりとりが発生しないため、金銭の受け渡しに生徒が一切介在しません。盗難や紛失のリスク回避も可能になります。
——部活管理の非効率さに対してのアプローチはどのようなものでしょうか?
案内や収支報告書の作成など、これまで手作業で行っていたものを「スクウる。」のシステム内に取り込むことで、年間を通して「どのタイミングでどのような業務が発生しやすいのか」という把握が容易になります。業務の棚卸しができるということですね。
また、手作業で行っていたものをデジタル上にアップすることで、通年のものは日付のみを変更してペーパーレスで学校へ稟議申請、保護者へ送付ができるため、実際の作業時間が短縮できます。
「スクウる。」の導入前・導入後のシミュレーションを行った学校様においては、「スクウる。」の導入によって部活動管理における人の動き方が変化し、約53%も作業時間が効率化される見込みであるという結果が出ました。
部員をグルーピングできるという部分も、「スクウる。」の大きな特長であり、業務効率化に寄与できるポイントです。「一軍」「二軍」「マネージャー」などのグループを作成できるため、案内を送ったり集金をしたりする対象者が限られる場合に、手動で一人ずつ選択していく必要がなくなります。部員の異動などがビジュアル的に操作・管理できるのもメリットですね。
実際に導入いただいている学校様の要望を参考に、案内状をテキスト打ちだけではなく、PDF添付をできるようにするなど、使いやすさの向上を目指して日々アップデートを加えています。
