その代わりに候補者の政策をまとめた冊子を自治体や政府が作って各家庭に配布をして終了です。その方が各候補者の政策をじっくりと検討することができますから有権者にも便利です。またその他にテレビ討論も行われることもあります。
ネット広告が解禁されている国もありますが、ただしこれも厳しい規制が存在することもあります。
いずれにしろ現在はネット時代ですし日本は高齢化で外出できないという人も多いわけですから、物理的にアピールしなければならないというのは実は恐ろしく非合理的で効果の薄い戦略なのではないでしょうか。
そして政治家や有権者が街頭演説をしたりイベントに出たりするとなると、身の安全を確保するために莫大な警備費用が必要になります。
警察も出動しなければなりませんからその間は犯罪の取り締まりを行うことができません。
政策は冊子やネットで知ることができるのに我々の貴重な税金をこのような警備に使うことは妥当でしょうか?
さらに私は選挙カーによる運動も廃止するべきだと考えます。
あれは大変日本独自のもので他の先進国では車に乗って政治家があんな風にかなりたてたらすぐに苦情が来て誰も投票しなくなります。
日本は病気で家にいる高齢者も多いですし、夜勤の人もいるわけです。赤ちゃんがいる家もあります。騒音を市街地で流すのは迷惑以外の何者でもありません。
重要だと考えているのは政治家や政治活動を行っている人だけではないでしょうか?
私の周りでは選挙カーが来て嬉しいという人は1人もいません。
日本はもう途上国ではなく洗練された先進国なのですから、街中の騒音や様々な状況にある方々への配慮もするのが当たり前だと思います。
そしてイギリスのような国では個別訪問は禁止されていないのですが手間暇がかかるので実際は政治家が各家庭を回って投票お願いするということはほとんどやっていません。しかも個別訪問の最中に賄賂を渡したらこっそり通報されて逮捕されてしまうわけですから。