今回も昨年の気候不順がきっかけで価格が上がり、それに消費者のパニック買いや、業者の買い占めなどが重なって、春になっても高値が続いている。
これはいわゆるバブルで、「まだまだ上がる」と消費者と流通業者が思っているので起きている現象で、いずれ暴落投げ売りになるはずである。
政府は高級米を日本食用などに輸出を奨励している。これをとりあえず止めろという人もいるが、米余りの基調に変化がない以上は、輸出市場の開拓の手を止めることは愚策である。また、インバウンド観光客も米を消費するから迷惑というヘイト的議論もあるが、量的にも微々たるものであり、しかも、彼等の落とす外貨は日本経済にとって不可欠なもので海外からの食料輸入にだって当てられるものだ。
それでは、ほかの主食と米の値段を比べると、レトルトのご飯と食パンを比べるのが公平だろう、サトウのごはんは、276kalで141円。ヤマザキ・ロイヤルブレッドは1枚169kalで30円であるからパンの方がカロリーあたり圧倒的に安い。生活防衛にはパン食を増やすべきである(価格はAmazon)。
余り意味ないと思うが、白米と比較すると、米150グラムで571.2カロリーであるから、レトルトのご飯276kalは米75グラム分くらい(米の値段は60円)であるので、米を炊く手間や設備費・電力費・食器洗いの手間を除いても、同じ値段の食パン2枚が328kalであるので、パンの方が料理しない白米よりも安い。
つまるところ、この長きにわたる高米価の原因は、日本人の米の消費に価格弾力性がない。つまり高くても需要が減らないことにある。そうであれば、米価を正常化させるためには、国産米の需要をすぐに控えるようにするべきである。
まず、石破総理が、米の消費を減らそうと呼びかけるべきである。「私も、お結びを頬張るのは大好きだが、しばらくは、これまでより一日に一食、ご飯をやめて、パンや麺類、あるいは芋類や炭水化物抜きの食事にしましょう」と宣言すればいいのである。