福岡U18は、4月から高円宮杯JFAU18サッカープレミアリーグ(通称U18プレミアリーグ)に参戦する。
全国の強豪が集うこの大会で、福岡が勝つために必要なものは何か。サニックス杯を通じて得た収穫と今後の課題について久永監督に訊いた。
「今シーズン、チームでしっかりとボールを意図的に動かしながら攻撃していくっていうことをトライしていて、それがこの大会(サニックス杯)やっぱりすごくいい相手と試合ができている中でそれが出せたというところで、そういうサッカーを試行しながらしっかり得点を取って予選で3勝したのはすごい。選手にとっても自信になったんじゃないかと感じました」
「課題としては、昨日今日と天候が悪くピッチコンディションも悪い中で、自分たちが意図的に攻撃する部分ができない時間帯が多い、いわゆるカオスの状態と言いますか、パワーで相手に持っていかれたりこっちがこじ開けられなかったり、そのパワーの部分は足りないなとすごく感じました」
また、キャプテンとしてチームを鼓舞した樺島は、その活躍からベストイレブンに選出された。今大会について「結果的に3年ぶりの出場で3位という結果で、優勝したかったですけど最後この結果で終われたのは自分たちの自信にもなりますし、プレミアの基準が分かったっていうのは大きいことだと思います。来月からプレミアリーグが始まっていくなかで、自分たちがやってきたことを出して勝ち点3(を積み上げられるよう)1試合1試合大事に戦って、良い順位まで持って行きたいと思います」と振り返った樺島。その言葉からはキャプテンとしての熱意が感じられた。
この大会で計4ゴールを挙げ、鳥栖U18との3位決定戦でも得点を挙げたFW井上も「自分自身としては得点を狙ってますし、チームとしても優勝を狙っていこうと思っています」と大舞台への意気込みを語ってくれた。
2025年のU18プレミアリーグは4月5日に開幕し、福岡U18は初戦でヴィッセル神戸U18と対戦する。今年、彼らはどんな戦いを見せてくれるのだろうか、キャプテン樺島を中心に全国の強豪と戦う福岡U18に注目だ。