CIAの内部分裂と「JFK暗殺の真相を知っていた男」

(画像=画像は「Espacio Misterio」より,『TOCANA』より 引用)
新たに公開された文書の中で、最も衝撃的なのはCIA元職員ゲイリー・アンダーヒルに関するメモかもしれない。アンダーヒルはCIAの諜報活動に深く関与していたが、JFK暗殺の翌日に突然ワシントンを離れ、ニュージャージーの友人宅に避難していたことが新たに判明した。彼は極度に動揺しており、「CIA内部の特定の派閥がケネディを殺した」と主張していたという。
機密解除されたメモによれば、アンダーヒルは友人のシャーレン・フィッツシモンズに次のように語った。
「オズワルドは罠にかけられた。彼はただのスケープゴートだ。CIAの一部の連中が恐ろしいことをやった。大統領を殺したんだ! 俺は彼らがやるとは思わなかったが、やりやがった!」
さらにアンダーヒルは「自分はCIA内部の犯人を知っているが、それがバレれば命はない」と恐怖に怯えていたという。そして1964年5月8日、彼はワシントンの自宅で頭を撃ち抜かれた遺体となって発見された。公式の死因は「自殺」とされたが、暗殺の真相を語っていたことから「口封じのためにCIAが彼を殺害したのではないか」との疑念が根強く残っている。