現代文明も崩壊の危機にあるのか?
技術が進歩した現代文明なら、こうした歴史の教訓を活かせるはずではないだろうか。しかし、研究によれば、技術の進歩は必ずしも文明崩壊を防ぐものではないという。
「技術革新によって資源の使用効率は向上するが、それに伴い消費も増加するため、結果として環境への負荷が増す」と研究では指摘されている。つまり、テクノロジーの発展が環境破壊や資源枯渇を加速させる可能性もあるのだ。
古代マヤ文明の衰退も、このパターンに当てはまる。マヤ文明は高度な都市文化を築いたが、森林伐採、食糧不足、干ばつといった要因によって滅びたとされる。このような環境的・社会的要因が絡み合い世界中の文明が崩壊してきた。

(画像=イメージ画像 Created with DALL·E,『TOCANA』より 引用)