
ConservativeHomeより
英国保守党のケミ・ベーデノック党首が、脱・脱炭素宣言をした。保守党のホームページに、スピーチ全文が掲載されている。
Kemi Badenoch: Net zero by 2050 “is fantasy politics. Built on nothing. Promising the earth. And costing it too.”
機械翻訳も付けておこう。
メディアも一斉に反応している。
ケミ・ベーデノックは、2050年にCO2をゼロにするなどというのは、幻想(fantasy)にすぎず、実現不可能で、それを実現しようとするとコストがかかりすぎ経済が破滅する、として、自らをネットゼロ懐疑者(Net Zero Sceptic)であると呼んだ(なお、ネットゼロというのは実質ゼロということで、英国では脱炭素をしてCO2をゼロにすることをこのように呼ぶ)。
保守党は、先の選挙では大敗したものの、労働党と代わる代わる政権を担当してきた英国の二大政党のうちの一つである。その保守党党首が、脱炭素を止めると宣言したことは重大だ。
ドイツでも、最近行われた総選挙で第2党に躍進したAfD(ドイツの為の選択肢)は、明確に脱炭素政策に反対してきた。アリス・ヴァイデル共同党首は、イーロン・マスクとの会談で、党の2大公約として、不法移民への対処に次いで、脱炭素の放棄を掲げていたほどだ。