ネアンデルタール人も農業を試みていた?

『New Scientist』のマーシャル氏は、新たな仮説として「ネアンデルタール人や他の初期人類も、簡単な農業を試みていたのではないか」と指摘する。
「もし彼らに農業を発展させる認知能力や身体的能力がなかったとすれば、その理由は何なのか?」とマーシャル氏は問いかける。仮にネアンデルタール人が小規模な栽培を行っていたとすれば、その知識が後のホモ・サピエンスの農業発展につながった可能性もある。
 ただし、仮にネアンデルタール人が農業を始めていたとしても、それがなぜ長い年月を経て突然広範囲に普及したのかは依然として説明がつかない。

異なる文明が“ほぼ同時期”に農業を始めた理由とは? いまだ学者を悩ませる起源の謎
(画像=イメージ画像 Created with DALL·E,『TOCANA』より 引用)