一方、景気を上向かせる為には、まずは減税だよと訴えている国民民主党は、自民党と手を組もうとは考えていない。何故なら、参院選での議席増も大事だが、もっと大事なのは次の衆院選だからだ。
国民民主党としては、減税を公約に議席を伸ばした以上、103万の壁の上限を引き上げる上で178万は譲れない数字だからだ。その意味で、今回自民党税調が出してきた新たな壁を作る段階的な基礎控除額引き上げ案は、仮に自民党がその数字で押し切ったとしても国民民主党にとっては都合がいい。石破茂のケチな根性を引き合いにして参院選を戦えるからだ。
立憲民主党との大連立を模索する石破茂にとって、予算の年度内成立と高校授業料の無償化の実現により維新と共闘することが見えてくれば、参院選で議席を減らしたとて立憲民主党と手を結ぶ選択肢がより、強くなることになる。
自民党は年度内の予算の自然成立を目指すことを諦めたのだろうか?
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以後、
立憲民主党の茶番劇
続きはnoteにて(倉沢良弦の「ニュースの裏側」)。