## 異星人か、それとも精巧な作り物か?  このミイラの存在が広く知られるようになったのは2017年だ。マウサン氏とそのチームが、指が3本しかない「ミイラ化したヒューマノイド」を発表し、その異様に長い頭部が話題を呼んだ。

 2024年12月、最も新しい標本である「アントニオ」が世界に公開された。身長は約170cmで、 3本指、細長い頭、斜めに細められた目を持つとされている。

 さらに、ミイラ「パロマ」も同時に発表され、この標本には銅色の髪の毛が残っていることが確認された。これは、これまでのミイラには見られなかった特徴であり、新たな興味を引き起こしている。

「宇宙人のミイラ」口の中から驚きの発見!やはり実在した生物か?
(画像=画像は「Daily Mail Online」より、『TOCANA』より 引用)
「宇宙人のミイラ」口の中から驚きの発見!やはり実在した生物か?
(画像=画像は「Daily Mail Online」より、『TOCANA』より 引用)

しかし、こうした研究結果に対して異議を唱える科学者も少なくない。

 ペルーの法医学考古学者フラビオ・エストラーダ博士は、「これらのミイラは動物の骨を使い、現代の合成接着剤で作られた人形にすぎない」と結論づけている。彼は「これはプレ・ヒスパニック時代(スペイン到来以前)に作られたものではなく、近年になって組み立てられたものだ」と断言した。

 しかし、アメリカの弁護士でありUFO研究家のジョシュア・マクドウェル氏は、エストラーダ博士の研究結果を真っ向から否定。「エストラーダ博士が分析した標本は、我々が研究したミイラとは別物である」と主張している。

 また、マウサン氏は「2025年にはさらに新たな事実が明らかになる」としており、標本がどこで発見されたのかについても今後公開する可能性があると述べている。