現場で発見された奇妙な物質

 ツングースカ事件の現場では、幾つかの謎めいた物質が発見されている。1976年、コミ共和国のワクシャ川沿いで発見された銀色の金属片は、そのひとつである。この金属片はレアアース金属を主成分とする合金で、自然界には存在しない純度を持っていた。

 さらに2004年、研究者たちは鉄を含んだケイ酸塩鉱物を含む未知の物質を発見。これらの発見は、事件が単なる自然現象ではない可能性を示唆している。ロシアの研究者ユーリ・ラブビンは、この金属片が「異星の宇宙船の一部」である可能性を指摘している。