チョムスキー以前の言語学はソシュールと言うヒゲのおっさんの学説が幅を利かせてたけど、チョムスキーが出てきて、言語学は大きく二分された。

ソシュール(Ferdinand de Saussure)は、

構造主義の基盤: 差異による意味の成立 言語の意味は単独では決まらず、他の要素との差異で決まる」と言い。例えば、「猫」が「猫」として意味を持つのは、「犬」や「鳥」と違うから。この「差異」の考え方が、後の構造主義(Structuralism)に大きな影響を与えた。言語って、単語一つ一つじゃなくて、全体のネットワークの中で意味が生まれるんだって発想。

と言う、およそ暇人でなければ考えつかないことをずっと考えてたんだけど、ソシュールで大事なのが構造主義。

構造主義(Structuralism) 構造主義とは「物事の本質を「個々の要素」じゃなくて、「それらがどう関係し合ってるかの全体の構造」で理解しようとする考え方」。

この構造主義は人類学(レヴィ・ストロース)、文学(ロラン・バルト)、精神分析学(ジャック・ラカン)、哲学(ミッシェル・フーコー)と、一度は教科書で目にした人々に多大な影響を与えた。

乱暴だけど大切なこと:保守主義とアナーキズム

ここで、選択的夫婦別姓問題と言語学が何の関係があるの?と言うことの謎解きをする。

ソシュールの構造主義は、これも極々簡単に表現すると、例えば日本の戸籍制度みたいなもの。日本の戸籍法は、戸籍に記録が残ってるところまでは辿ることができる。それ以前となると、お寺の過去帳ということになるか?私の先祖も、生まれ故郷のお寺の過去帳で辿ることができる。これが構造主義。

「今」現在の自分を構成してるものは、過去の延長の「今」であり、積み上げられたものと言うことだ。

これを、自民党は別の言い方で、伝統とか保守主義と言ってる。

一方、少し前に戻ってもらうとチョムスキーは言語とは「創造性」の産物であり、