睡眠不足が陰謀論を信じるリスクを高める?
ノッティンガム大学の心理学チームは、1000人以上の被験者を対象に2つの異なる実験を実施した。
【第1の実験】
540人の参加者に睡眠の質を評価するアンケートを実施。その後、参加者に2019年のパリ・ノートルダム大聖堂火災についての記事を読んでもらう。
記事は2種類あり、一方は「事故」として書かれたもの、もう一方は「意図的な放火による陰謀」とするものだった。
結果、睡眠の質が低いと報告した人ほど、陰謀論のバージョンを信じる傾向が強かった。
【第2の実験】
575人を対象に睡眠の質と心理的要因(うつ、不安、妄想など)との関連を調査。結果、不眠症や睡眠の質の低さは、陰謀論的思考と正の相関があることが判明。
さらに、うつ症状がこの関連において重要な役割を果たしている可能性が高いことも示唆された。

(画像=画像はUnsplashのTom Radetzkiより,『TOCANA』より 引用)