2025年3月7日、人財サービス事業を世界的に展開するAdecco Groupの日本法人、アデコ株式会社が、沖縄県浦添市に「沖縄支社・浦添BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)センター」を開設した。この拠点開設は、浦添市との地域課題解決に向けた包括連携協定締結をもとにしたもの。

 この日、アデコ株式会社は、営業開始にともない、今後の取り組みや展望についての説明を行った。

浦添市での支社およびBPOセンター設立、3つの狙い

沖縄が抱える雇用課題の解決なるか?アデコ株式会社が浦添市に支社とBPOセンターを開設
(画像=沖縄が抱える雇用課題の解決なるか?アデコ株式会社が浦添市に支社とBPOセンターを開設 ,『Business Journal』より 引用)

今回の沖縄支社・浦添BPOセンター開設には、おもに3つの目的がある。

 まず、沖縄県内の自治体との連携による雇用促進だ。浦添市が制定した「第五次浦添市総合計画」にのっとり、この沖縄支社・浦添BPOセンターを人財育成の拠点として、次世代のリーダー育成や地元企業との連携を行っていく。

 2つ目の目的とされるのが、人財の県外流出の抑制だ。県内で働きたくなる職場環境を創出し、若年層の地域定着を促進する。

 3つ目は、職業訓練やリスキリングを支援することで、持続可能なキャリア形成を支援すること。求職者のスキルアップに対して、自治体との連携はもちろん、教育機関との連携も視野に入れているとのことだ。