お前は確かアパートを1軒経営していたな、と記憶されている方もいらっしゃるでしょう。2022年に完成させた物件が1つあります。おかげさまでずっと満室経営なのですが、実態は不動産屋が客付けした賃借人が退去するたびにその部屋を外国人向けに家具付き光熱費WiFi込みの住居に切り替えているのです。理由は不動産屋を介さず、自分で即座に客付けできることが最大の理由です。家具などのわずかな追加投資で賃料は高めに設定できるため、収益は改善します。ただし、契約を含め英語で細かいやり取り、また入居中もいろいろ出てくるのでそのコミュニケーションができないと難しいでしょう。
アパート経営は寝ていても休んでいてもお金がチャリン、チャリン入る時代ではありません。必死に経営しないと利益は出ないし、空き室であればそれは機会損失なのです。私どもの世界では昔、それを「八百屋より悪い」と称していました。意味は八百屋なら売れなくても古くなった野菜が残るけれど空き家は全く何も残らない」というわけです。
日本の木造アパート、地方はまだ健在だと思いますが、その様相は少しずつ形を変えていきそうです。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年3月18日の記事より転載させていただきました。