だが気持ちが若いこと自体悪いとは思わない。ポジティブな方向に若いなら周囲に与える印象も良いものになる。
たとえば「40代でも気持ちが実年齢より若く、チャレンジ精神が旺盛で変化への対応力も高く、勤勉で努力家で気持ちも明るい」という方向に若いなら嫌な顔をする人はいないのではないだろうか。
痛い人にならないためには?
痛い人にならないためには、社会的に期待されている年齢相応の振る舞いができる必要がある。それに必要なのが環境変化だろう。
ビジネスマンであれば、新卒からずっと同じ会社でずっと同じ立場、仕事を続けている人と、数年ごとにスキルと経験を磨きながら転職をしてスキルアップする人とで成熟度は違ってくる。
また、友達付き合いもズッ友より様々な年代や立場、考え方やバックグラウンドの違う人と交流をして異なる視点を獲得して柔軟な振る舞いができる人の方が成熟していると言える。意識して新しい風を入れ続けることで、精神年齢も成熟するだろうと考える。
◇
もちろん、人それぞれの価値観があり、無理に成熟を求める必要はない。ただし、社会的な期待とズレが大きくなると、結果的に周囲との関係性に影響するし、周囲からの評価が低いと自己肯定感も削られる。時々は自分の客観年齢を意識して、自己認識との悪いズレがないかを確認されたい。
■最新刊絶賛発売中!