近ごろXで流行っている「エッホエッホ」ミーム。芝生の上を走るメンフクロウの画像に「エッホエッホ」の文字と一言を添える投稿を、多くの人が楽しんでいます。

 そんな中、リアルな「エッホエッホ」とでも言うべき、床を走るフクロウの動画が投稿され、話題です。

 2月末頃に突如としてXで現れた「エッホエッホ」ミームは、芝生を走るメンフクロウ自体と、「エッホエッホ」というワードチョイス、双方の可愛さによって、爆発的な話題を集めました。

 一般人からインフルエンサーまでさまざまな人が流行に乗っかる中、Xユーザーの「ひゅうまとビッケ&プリ」さん(以下、飼い主さん)は一味違いました。

 話題の画像ではなく、実際に飼っているアメリカワシミミズク・ビッケちゃんが、自宅の床を走る動画を投稿したのです。

迫力満点のエッホエッホ!羽を広げて床を駆けるフクロウがカッコいい
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 動画は、キッチンからリビングへといたる一角を、定点で収めた2秒足らずの内容。

 奥から羽を広げたビッケちゃんがやってきて、カメラの前を横切っていきます。鋭い鉤爪の音を「カチャカチャカチャ」と鳴らしながら軽快に走る姿は、一朝一夕で身につけた芸のように見えません。えっと、本当に、鳥?

 飼い主さんによると、動画は、お腹が空いてキッチンにやってきたビッケちゃんを、飼い主さんが奥から追い出している様子をとらえたもの。そしてなんとこれは「ほぼ毎日の光景」だそう。

 元ネタの「エッホエッホ」ミームもそうですが、そもそもフクロウって地面を走るの?という疑問があります。

 足があるからには走るとは思いますが、飛行機のタイヤのように、離陸や着陸のときにだけちょっと使うもの、という認識の筆者でしたが……「皆さんの想像より遥かに歩くし走ります」と飼い主さんは話します。

迫力満点のエッホエッホ!羽を広げて床を駆けるフクロウがカッコいい
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 「我が家のような狭い室内飼いの大型フクロウに関しては飛ぶ距離が短い為、歩く方が効率が良いのではと思っています」(飼い主さん)

 また単なる移動のほか、獲物を探すみたいにのっそのっそとした足取りで部屋の中をパトロールすることもあるのだとか。

 フクロウ=鳥=飛ぶもの、と思っていた身としては、まさかの生態に驚かされます。

 「エッホエッホ」ミームが話題になった理由の1つには、フクロウが地面を移動するという意外性があると思われますが、フクロウを飼育している人達からすると、それはいたって普通の光景だったということでしょう。

 とはいえ飼い主さんは「エッホエッホ」ミームの流行については「とても嬉しく思いました」と話します。

 犬や猫に比べると猛禽類は話題が少ないため、こうした形で盛り上がるのは「大変テンションがあがりました」とのこと。

 さらに飼い主さんは「うちのフクロウは元ネタのエッホエッホよりも迫力があるでしょ!と思ってます」とも。

 元ネタは「可愛い」で話題ですが、ビッケちゃんの場合は「カッコいい」という表現のほうがしっくりきますね。フクロウが「夜の狩人」の異名を取る理由の一端が垣間見えました。

 ちなみにビッケちゃんは「アメリカワシミミズク」という種類。お話をうかがうなかで「ミミズクなの?フクロウなの?」と疑問に思いましたが、実はどちらも正解。

 ミミズクもフクロウも「フクロウ目フクロウ科」に属する仲間であり、耳のように見える「羽角(うかく)」と呼ばれる飾り羽があるものを「ミミズク」、ないものを「フクロウ」と呼ぶそうです。(一部例外あり)

 エッホエッホ

 フクロウもミミズクもフクロウ科の仲間だって教えなきゃ

 エッホエッホ

<記事化協力>
「ひゅうまとビッケ&プリ」さん(@chibita_owl)

(ヨシクラミク)

※「エッホエッホ」ミームの「エッホエッホ」は正しくは半角表記です

提供元・おたくま経済新聞

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