環境省 水・大気環境局大気環境課 御中
【薪ストーブから発する煙、臭気による健康被害、生活被害からの救済を求めるご要望】
私達は隣のZ事業者事務所で使用する薪ストーブから発する煙及び臭気により、日常生活ばかりか健康面、精神面からも甚大な被害を受けている者です。
被害を受け始めて以降、在住しているP市・R市長に対し何度も救済を求めましたが、法規制がないことを理由に対応して頂くことができず、被害は続いています。
一方、私達同様、薪ストーブの煙、臭気による健康被害、生活被害を受けているにも関わらず救済を受けることができず、大変困っている方々が日本全国に多数居られることがわかりました。
同時に、環境省 水・大気環境局大気環境課発行の「木質バイオマスストーブ 環境ガイドブック」には、排ガス成分と健康影響や薪ストーブの主なトラブルと原因、ご近所への配慮等が記載されていることもわかりました。
つきましては、是非、本問題を国の取り組むべき重要課題の一つと捉えて頂き、スウェーデン等薪ストーブ先進国と同様、住宅街での薪ストーブ使用禁止等、健康被害や生活被害を鑑みた法令や条例の制定を願いたく、ここに伏してお願い申し上げる次第です。
なお、以下に今までの経過や私達が行って来た対応等を詳細に記しましたので、状況をご理解頂くとともに善処頂きたく、何卒宜しくお願い申し上げます。
1. 経過・2010年12月、静かで緑多く空気が綺麗な現住居に運よく広い土地を購入し、理想の間取りと設備を備えた一戸建て住宅を建てることができました。以後、庭で採れた新鮮な野菜を食し、ウッドデッキで庭を見ながら寛ぎ、隣の公共施設から聞こえる元気な声でこちらも元気を貰えるという、夢に描いたような理想的な生活の場を得ることができました。そこで、此処を終の棲家と決めるとともに、地域の仲間づくりもし、地域活動も始めました。
・2022年10月、隣の公共施設跡地にZ事業者が自社の事務所を建て、同事務所に設置した薪ストーブを使用するようになって、それまでの生活が一変しました。先ず、薪ストーブから発する煙と悪臭により、窓を開けることも、洗濯物や布団を干すことも、庭に出る事すらできなく、日常生活が脅かされるようになりました。