これまでにもトカナでは“前世記憶”を持つ子供たちを紹介してきたが、まさに生まれ変わってきたとしか思えないこの現象を科学的にどう説明すればよいのだろうか――。

■ゴラン高原の3歳児

 シリアとイスラエルの国境に近いゴラン高原に住む3歳の少年は、自分は前世で殺害されたと主張し、犯人の名前と人物像、犯行の詳細を語り、自分の埋葬地を指差し、凶器が隠された場所まで特定した。村人たちが現場を掘ってみると、まさに少年が語った通り、白骨化した遺体と凶器のオノが見つかった。

 加えて少年の頭にある赤いアザはオノによる致命傷であると説明し、確かに遺体の頭蓋骨の同じ場所がオノによって損壊していたのだ。