1973年に公開されたアメリカのホラー映画『エクソシスト』はその内容はもちろんのこと、映画にまつわるすべてに“呪い”がかかっていたともいわれている。では『エクソシスト』でどのような不幸で不吉な出来事が起きていたのか――。

■マクニール家の火災

『エクソシスト』の撮影中はさまざまな問題に見舞われ、撮影が遅れ遅れて終了までに200日以上かかり、制作費が予算を超過した。

 これらの問題に加え、物語の主な舞台であるマクニール家の内部が焼失した火災も起きた。しかし不気味なことに悪魔祓いのシーンが撮影されたリーガンの部屋だけがまったく無傷のままであったのだ。