ゼロから英語を勉強する社会人におすすめのツール
ゼロから英語を勉強する社会人におすすめのツールは、書籍・動画・アプリの3つです。これらのツールにはそれぞれ強み・弱みがあるので、どれか1つではなく、3つをまんべんなく使うことを意識しましょう。
書籍
書籍は英語の基礎固めに最適なツールです。自分のレベルに合った書籍で、身に着けたい知識を体系的に学べます。動画や音声と違って自分のペースでページを進めたり戻ったり、立ち止まったりでき、着実に理解を深めていけます。
入門書や参考書、単語帳などで知識を身に着けたら、問題集で知識の定着度を確認してみましょう。リーディングの勉強用に、『星の王子さま』のような読みやすい物語を英語と日本語で対訳した書籍も出ています。
動画
動画はリスニング力やスピーキング力向上に最適なツールです。先述の通り、スキマ時間を使った耳学にも役立ちます。
洋画を英語のまま観てみたり、YouTubeで英語の勉強ができる動画を探してみたり、自分に合う方法で勉強してみましょう。
アプリ
忙しい社会人にとって、スキマ時間を有効活用できる英語学習アプリは必須ツールです。
単語、文法、リスニング、スピーキングなど、さまざまな勉強ができるアプリがあります。勉強したい内容や使いやすさ、楽しさなどを軸に、自分に合うアプリを探してみましょう。
英語の勉強に行き詰った社会人へ、3つのアドバイス
英語をゼロから勉強するのは簡単ではありません。ここまで紹介してきたコツやツールを使っても、つまずくことはあるでしょう。そこで、英語の勉強に行き詰った社会人に向けて3つのアドバイスを送ります。勉強がうまく進まないとき、挫折しそうなときは、これから紹介する3つの方法を試してみましょう。
- リーディングの練習には子ども用の絵本もおすすめ
- 単語や熟語の意味は対訳ではなく、画像や映像の方が覚えやすい
- リスニングが難しいなら、洋画や英語の配信を流し聴きしてみよう
リーディングの練習には子ども用の絵本もおすすめ
英語学習というと、難しい文章を読むことを想像しがちです。しかし、英語学習に行き詰ったときは、子ども用の絵本を読んでみてください。
子ども用の絵本は文章が簡単で理解しやすいです。カラフルなイラストで楽しく学べるうえ、英文が読めなくてもイラストで意味を大まかに理解できます。シンプルなストーリー仕立てで内容が頭に入ってきやすいのもポイントです。
英語に自信がない人にこそ、無理なく読める子ども用の絵本がおすすめです。イラストやストーリーを楽しみながら、書かれていることを何となく理解できたという成功体験を積み重ねることで、英語学習に対するモチベーションを高めることもできます。
単語や熟語の意味は対訳ではなく、画像や映像の方が覚えやすい
単語や熟語を覚えるとき、対訳(日本語)で意味を調べるのは一般的です。しかし、対訳で覚えた単語や熟語は、いざ使おうとすると忘れてしまっていること、うまく使えないことに気づきます。
英語を英語のまま理解するのではなく、頭の中で英語を日本語に置き換えて覚えているからです。
そこでおすすめなのが、画像や映像を使って単語や熟語の意味を覚える方法です。画像や映像は、言葉よりも記憶に残りやすいといわれています。
たとえば「dog」という単語を覚える場合、「犬」という日本語ではなく犬の画像や映像を見ることで、その単語が犬を意味するものだと記憶に残りやすくなります。
リスニングが難しいなら、洋画や英語の配信を流し聴きしてみよう
リスニングが難しいと感じている場合、洋画や英語の配信を流し聴きすることをおすすめします。流し聴きすることで英語の音声・発音に耳が慣れていきます。英語のリズムや抑揚を自然に学び、リスニング力が向上するでしょう。最初は聞き取れなくても、継続するうちに少しずつ英語が聞き取れるようになってきます。
YouTubeで英語圏の配信者を探し、ライブ配信やアーカイブを常にかけておくのもいいでしょう。ライブ配信は動画よりも再生時間が長く、配信者の素も出やすいので、英語を耳に慣らすには最適です。
ただし、その人・地域固有のスラングや訛りもあることは覚えておきましょう。
英語の流し聴きには賛否両論があり、ある程度の英語力がなければ学習効果が得られないという意見もあります。しかし、「英語に耳を慣らす」という意味では、英語力が低い人にとっても流し聴きは有効です。