■洞爺湖町「30年以上前に設置した」
続いては同オブジェの詳細について、洞爺湖町経済部観光振興課に話を聞いてみる。
1984年(昭和59年)に最初の彫刻が設置された「とうや湖ぐるっと彫刻公園」は、「人と自然がふれあう野外彫刻公園」として、洞爺湖を囲むように洞爺湖町と壮瞥町が湖畔に全58基の作品を配しているのが最大の特徴。
その見どころについて、担当者は「美術館やギャラリーなど室内での鑑賞とは違い、周囲の緑や湖水を背景にし、 その日の天候や日射しや角度によって作品の印象が見るたびに変化するのも、野外アートの見どころです」と語る。
今回話題となったオブジェはイーゴル・ミトラミ氏による作品で、その名も「月の光」。

(画像=『Sirabee』より引用)
同オブジェ設置の経緯については、「1989年4月に開かれた設置準備委員会において、設置計画の基本や顧問、作家選定評価委員の委嘱を決定しました」「当面40基程度を目標として推進することとし、『月の光』は91年にイタリアで製作費21,167,660円をかけて製作されました。その後船便で送られ、91年に現在のとうや湖ぐるっと彫刻公園に設置されました」と説明している。

(画像=『Sirabee』より引用)
『デスクリムゾン』のリリースが96年であることを考えると、時系列的にも不自然な部分はない。しかし、エコール社長の口からはとんでもない真実が語られたのだ…。