■スゴいぞ、Zoom AI!
件の「Zoom Meetings議事録作成機能」の詳細について、ZVC JAPAN担当者は「Zoom AI Companionという、Zoomの生成AIが使用されています」と説明する。
続けて「議事録の作成はもちろん、ミーティングの要約も作成もでき、2024年1月末時点で世界で720万件のミーティングの要約が作成されるなど、多くの方に仕事の効率化にお役立て頂いております。また先日(取材時点)、対応言語がプレビュー版を含め36言語に拡大したことを発表いたしました」と、その実績についてコメントしてくれた。
もちろん議事録だけでなく、会議中に聞き逃した内容をAIに質問し回答を得たり、自動でチャプター作成することで欠席した会議のレコーディングを効率的にフォローアップ可能。さらには、話す速度やボリュームなどを分析するミーティングコーチ機能も搭載されている。
そんな「Zoom AI Companion」は、対象の有料ユーザーZoomアカウントにて、追加料金なしで利用できるのだ。
そんなポテンシャルを秘めたAIが「会議の議論が不明確」を連発してしまった件については、「お客様のユーザーエクスペリエンスは環境や設定に左右されることもありますので、個別のケースについてのコメントは控えさせて頂きます」とのこと。
もう数年もすれば会議の内容を完璧に理解するだけでなく、課題を発見して新たな提案をするAIが誕生するかもしれない?