3投目。同じ狙い方で狙うと、仕掛けが馴染むとゆっくりウキが沈むセッティングにしているウキが徐々に沈み、ウキが見えなくなった途端、竿をひったくるような強烈なアタリが出た。

態勢を整え、ゆっくりとやり取りを開始。時間にするとわずか10秒ほどだろうか。2回目までの引きには耐えられた。しかし、3回目の下への突っ込みでハリスを切られてしまった。

仕掛けを回収すると、チモト上がスパッと切れている。どうやら良いサイズの尾長メジナが居るようだ。

尾長メジナをキャッチ

尾長メジナ狙いの釣り方をしていなかったのが悔やまれる。口太グレだと、しっかりとハリは飲ませるくらいに遅合わせだが、尾長釣りの場合、仕掛けは張らず緩めず、アタリが出たらすぐに合わせ、ハリは飲まれないようにするのが鉄則。

情報では夏ごろには大型の尾長メジナは釣れていたようだが、さすがにもう2月だから、釣れるのは口太メジナだろうと甘く見ていた。

すぐに仕掛けをハリス1.7号、ハリは一刀グレ6号に変更した。その甲斐あって、尾長メジナは35cm~37cmを2匹取ることができた。

城ケ島でのフカセ釣りで40cm筆頭に口太メジナ6匹手中【神奈川】良型尾長も2尾浮上仕掛けを変えてキャッチに成功(提供:TSURINEWSライター・塩田哲雄)

口太メジナが連発

夕方にかけて潮が少し速く流れ出したので、更なる大型を期待して潮筋を集中して狙った。潮流に負けないようにウキをG6号に取り替えて仕掛けを安定させた。尾長よりはタナは深くなるが、丸々と太った35cmから37cmの口太が連発した。

最後の一投と入れた仕掛けには、この日の最大となる40cm口太も釣れ、半日の釣りで合計6匹のメジナを釣り、城ケ島の寒メジナ釣りを満喫した。

城ケ島でのフカセ釣りで40cm筆頭に口太メジナ6匹手中【神奈川】良型尾長も2尾浮上最終釣果(提供:TSURINEWSライター・塩田哲雄)

今後の城ケ島での釣り予想

今回はまだ水温が高い状況下であったが、この原稿を書いている3月あたま、海水温は急激に低下して13℃台を記録している。

こうなると低水温期の寒メジナ釣りとなる。寒さ対策を万全にして、寒グレ釣りを楽しんでみてほしい。