まず、厚生年金の概要を簡単に説明します。
厚生年金は、会社員や公務員などが加入する公的年金制度で、基礎年金(国民年金)に上乗せして給付が受けられる仕組みです。
給与に応じた保険料を労使で折半して納めることで、老後の生活を支える年金が給付されます。
厚生年金の基本的なポイント:
給与や賞与に応じた保険料を納める仕組み(所得比例)。 国民年金の上乗せ部分として、老後の収入の柱となる。 会社員や公務員などが対象(自営業者などは国民年金のみ)。

クソニートくん
これの何が問題なの? 年取って餓4はしたくないよ。

Murasaki
よし、ここからは厚生年金の問題点に絞って解説をしていこう。
一見すると安定した仕組みに思えますが、社会の変化に伴い、いくつかの大きな課題が浮き彫りになっています。
厚生年金の主な問題点
これまで厚生年金とは何か、基本的なポイントを紹介してきました。
ですが、この制度の背景には極めて大きな問題点がいくつも転がっています。
お金が関わる内容ですので、極めてシビアな内容になることは間違い無いでしょう。特に、ここから先は読んだら不快になる方も多いのではないでしょうか。

クソニートくん
そんなシビアなの???

Murasaki
あぁ。ただ、知らずに大損する(あるいは損していることに気づかない)か、知った上で対策を考えるなら、僕は後者を選びたい。
ここから先は、厚生年金という制度に隠された 大きな問題点を列挙して紹介していこうと思います。
1. 少子高齢化による財源不足少子高齢化は、年金制度に限らず 日本全体にとって最大の課題です。
現在の年金制度は、現役世代が保険料を納め、それを基に高齢者に年金を給付する「世代間扶養」方式を採用しています。
しかし、出生率の低下により現役世代の人口が減少し、高齢者の割合が増えると、保険料を納める人よりも年金を受け取る人の方が多くなる「逆ピラミッド型」の構造になります。