豊臣秀吉の指6本説!?

豊臣秀吉の指は6本あったというのは本当なのか?他にも天下人秀吉の常人離れ伝説多数
(画像=『FUNDO』より引用)

最下層の位から天下人となった秀吉は、様々な伝説がまことしやかに語られていますが、中でも有名なのが“指6本説”です。

ルイス・フロイスの日本史の記載

イエズス会の宣教師として戦国時代に日本にやってきたルイス・フロイスが残した、日本での布教活動の記録「日本史」に、秀吉の指に関する記載があります。

その内容は、「身長が低く、醜悪な容貌の持ち主で性格は最悪に尽きる。片手には六本の指があった」というようなもの。

6本指説はデマ?

海外でも長い間信じられてきた、フロイスの“秀吉指6本説”。しかしこれは、邪説、いわゆるデマだとも言われています。

なぜなら、フロイスと秀吉は仲が悪かったとされているから。
誹謗中傷(けなし言葉)としてそのように記載したのではないかという考えもあります。

近年見つかった前田利家の回想録

ところが近年、“秀吉指6本説”の信ぴょう性がぐっと上がる発見がありました。

加賀藩の藩主だった前田利家が残した「国祖遺言」の中に、「大閤様ノ右之手オヤ由飛一つ多六御座候(太閤様の右の手には、親指がひとつ多く6本あった)」といった1文が見つかったためです。

しかし一方で、こちらの「国祖遺言」も信ぴょう性が疑わしい点がある書物とされています。
ただ、秀吉が亡くなった後の書物であることから、わざわざ亡くなった秀吉を利家が誹謗中傷する必要もない、ということから、事実ではないかという意見も多く出ています。う~ん、ミステリアスですね!