■「京都は未来に生きている」

時刻が大幅にズレた時計は人々に衝撃を与え、件のポストは投稿から数日足らずで4,000件近くものリポストを記録する事態に。

Xユーザーからは「なんでそんなにズレてるんだ…」「京都市は未来に生きてるんだな」「京都の特別な暦とか?」「もはや何かのメッセージだろ」など、驚きの声が多数寄せられていた。

ポスト投稿主・下村さんに話を聞くと、今回の投稿に先駆けて3週間ほど前の時点で同様のズレを確認していたことが判明。

下村さんは当時の様子について、「1月10日の夜に散歩していた際、ふと時計を見ると『2044』と表示されたのが見えました。すぐ消えてしまったので、立ち止まって時計を見ていると、約10分後にもまた『2044.7.19』と表示されました」と、振り返っている。

市役所前の大時計、完全に「時空が歪んでる」と話題 まさかの「時差19年」に驚きの声も…
(画像=『Sirabee』より引用)

なお、当時も写真を撮影してXに投稿したが、今回ほどは注目を集めなかったという。そして2日、再び時計に前を通ると、写真のように「2044.8.11」という表示が確認できた。

1月10日には「7.19」(7月19日)、2月2日には「8.11」(8月11日)と表示されていたことから、どちらも「23日後」の日付であるという共通点に気づいた下村さんは「年月日表示がズレている」と確信したのだ。

そこで今回は、20年後の未来を指す時計の詳細をめぐり、京都市役所に話を聞いてみることに…。