2018年にはスペイン3部のCFペララーダへ、2019年には当時J2の京都サンガへのレンタル移籍を経て2020年に神戸へと復帰。その後、2022年のJ1第29節(名古屋戦)の出場を最後に2年間ベンチからも遠ざかってしまい、2024シーズンで契約終了となった。新天地で再び輝きを取り戻すことが出来るのか、今後の動向に注目である。


中村航輔(ポルティモネンセ所属時)写真:Getty Images

GK中村航輔(前所属:ポルティモネンセ)

3人目には今年1月に2021シーズンから所属していたポルティモネンセと双方合意のうえ契約解除となった元日本代表GK中村航輔を挙げる。柏レイソルの下部組織で育ち、2013シーズンにトップチーム昇格を果たした中村。2015シーズンにはレンタル移籍先のアビスパ福岡で20試合に出場した。福岡では好パフォーマンスが光りチームを5年ぶりのJ1昇格へと導いた。2016シーズンに柏に戻り2020シーズンまでプレーした後、ポルトガルのポルティモネンセへ移籍。怪我の影響もあって初年度は公式戦の出場がなかったものの、2023シーズンより正GKとしてチームのゴールマウスを守ってきた。

現在30歳の中村。ポルティモネンセとの契約は2026年まで残っていたが、負傷の影響もあって今シーズンはここまで3試合の出場に留まっており、ブラジル人GKビニシウスに正GKの座を奪われてしまった格好だ。ポルトガル紙『Record』が「2026年まで延長していたポルティモネンセとの契約を円満に解除することで合意し、日本に戻る予定である」と報じており、近いうちJリーグに復帰する可能性が高そうだ。


内田裕斗(ベガルタ仙台所属時)写真:Getty Images

DF内田裕斗(前所属クラブ:ベガルタ仙台)

4人目はDF内田裕斗。ガンバ大阪の下部組織出身で2014年にトップチーム昇格を果たす。その後は徳島ヴォルティス、サガン鳥栖を経て2022シーズンからベガルタ仙台でプレーしていた。仙台では在籍3シーズンでJ2リーグ64試合出場2得点を挙げている。昨シーズンはリーグ戦6試合、天皇杯1試合の出場に留まるなど出場機会が減少。2024シーズンで契約終了となった。