全国にすでに1,800店舗近くのchocoZAPが展開されているため、「出店の余地はない」と考えるのは早計だ。フィットネスジムは、徒歩圏内または車で10分以内が通いやすさの目安とされ、距離が遠いと継続は難しい。これまで採算性の問題から開拓されなかった”空白地域”はまだ無数に存在し、そこでも収益を生み出せるchocoZAPは、新たな市場を切り拓いている。

また、企業内や空港、高速道路のパーキングエリア、ホテル内といった異業種との融合による出店も進行中だ。従来の「ジム=商業施設や住宅地にあるもの」という概念を超え、会社・移動・宿泊など、生活のあらゆるシーンにフィットネスを組み込む試みが進んでいる。

日本のフィットネス人口は、chocoZAPの登場により4%台へと拡大したが、米国では21.2%と依然として約5倍の差がある。まだテストマーケティングの域を出ないが、香港・中国・台湾・米国といった海外市場への進出も始まっている。市場の拡大余地は大きく、chocoZAPの将来性は非常に高い。

(次回に続く)

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