しかしこの効果はよく検証してみると、そもそも好意を持っている相手の魅力を増しているものであって、恋愛対象にならない相手には逆効果になってしまうようです。

ただ、デートの約束を取り付けるまで仲が進行している相手ならば、十分に効果はあると考えていいかもしれません。そのため、多くの解説ではこの魅力度によって効果がまったく逆に働くという研究報告の話は省かれているのでしょう。

吊り橋効果は気になる相手だからこそ、ドキドキを恋愛と勘違いし、相手の魅力を過大に評価してしまう効果といえます。

まるで親交がない相手に対して、自分に恋愛感情を向けさせる方法としては有効とは言えないどころか、嫌われてしまうかもしれないので注意しましょう。

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参考文献

Sexual Attraction and Survival Mode
https://www.psychologytoday.com/us/blog/the-embodied-mind/201301/sexual-attraction-and-survival-mode

元論文

Passionate love and the misattribution of arousal.
https://doi.org/10.1037/0022-3514.41.1.56

Some Evidence for Heightened Sexual Attraction under Conditions of High Anxiety
https://doi.org/10.1037/h0037031

Cognitive, social, and physiological determinants of emotional state
https://doi.org/10.1037/h0037031

ライター

AK: 大阪府生まれ。大学院では実験心理学を専攻し、錯視の研究をしていました。海外の心理学・脳科学の論文を読むのが好きで、本サイトでは心理学の記事を投稿していきます。