「ハリソンさんは非常に並外れた忍耐強さと優しさを持つ寛大な人物でした。

彼は生涯を通じて献血に献身し、世界中の多くの人々の心をつかみました。

また彼自身は、自分の献血が他の献血者のものと変わらない重要性を持ち、誰もが彼と同じように特別な存在になれると信じていました。

彼は自分が決して会うことのない赤ちゃんたちを救うために、実に1173回も自らの腕を差し出し、見返りを求めることは一切なかったのです。

加えて、最愛の妻であり、献血者でもあったバーバラさんを亡くした後の最も辛い日々の中でも、彼は献血を続けました。

ハリソンさんは信じられないほど素晴らしい遺産を残してくれたのです。

Lifeblood、そしてオーストラリア全体を代表し、彼が生涯をかけて行った命を救う貢献、そして彼が救った数百万の命に対し、心からの感謝を捧げます」

Lifebloodは現在、ハリソンさんや他の献血者の血液や免疫細胞を複製することで、実験室で抗D抗体を増やす研究を進めているとのことです。

”黄金の腕を持つ男”、ジェームズ・ハリソンさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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参考文献

Man Whose Blood Saved 2.4 Million Babies Dies Aged 88
https://www.iflscience.com/man-whose-blood-saved-24-million-babies-dies-aged-88-78285

Australian whose blood saved 2.4 million babies dies
https://www.bbc.com/news/articles/c5y4xqe60gyo

ライター

千野 真吾: 生物学出身のWebライター。普段は読書をするのが趣味で、休みの日には野鳥や動物の写真を撮っています。

編集者

ナゾロジー 編集部