毎年、2月の節分をすぎると、新生活に向けて新しいクルマを購入したり、新社会人として初のマイカーを手に入れたりする方が増えて、中古車市場は活気を帯びてきます。
けれど「どんな車を選ばよいかわかない」という人に向けて、この春から新生活を始める方や新社会人におすすめを10台ピックアップしました。
新しい生活を彩る相棒選びの参考にしてください。
目次
・軽セダンはアルトが本命。対抗馬はミライース
・アクティブに趣味を楽しむのならハスラーかタフトか
・親子や家族でも乗るならスライドドア車のワゴンRスマイル、ムーヴキャンバスが適任
・コンパクトハッチならヤリスかデミオ
・人気のハイトワゴン、ミニミニバンならシエンタ、フリードが適任
・はじめて所有する車選びは、リスクを減らして選びたい
調査により若干異なりますが、20代前半の平均年収は約250万円〜265万円くらいというデータがあるようです。
クルマの購入予算は、一般的に年収の半分が目安といわれていますから、新生活を迎える方が多い20代前半では125万円〜130万円程度が妥当な予算となります。
その予算でなにを選ぶか?まずは、1人での通勤や通学などをメインとして想定しましょう。
大型ミニバンや大型SUVは車両価格などのイニシャルコストが割高になるだけでなく、ガソリン代をはじめとしたランニングコストも嵩むことになります。
この世代は、生まれた時からミニバンが当たり前というケースも多いはずですが、1人で乗る機会が80〜90%以上であれば、大型のミニバンやSUVは空気を運んでいるようなもの…ともいえそうです。
いっぽうで、1人乗りの相棒として浮かぶのは軽自動車。それも軽スーパーハイトワゴンでははく、燃費や走りを考えると、軽セダンや軽ハイトワゴンくらいまでにしておくのがベストでしょう。
軽セダンはアルトが本命。対抗馬はミライース

新社会人に向けて、もっとも推したいのは、スズキのエントリーモデルであるアルト(現行型)です。
軽さを活かした走りの良さ、衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能などの先進安全装備、マイルドハイブリッド仕様であれば27.7km/L(WLTCモード)という省燃費も魅力的。4WDも設定されていますので、雪国でも選択できます。

ライバルは、ダイハツ ミライース。2017年5月のデビューは、アルトの2021年12月よりも古いため、内外装や走りの質感、燃費などはアルトに譲りますが、100万円切りで走行距離の少ない個体も多く流通しています。
中古車市場では、現在は全車標準化されている衝突被害軽減ブレーキ搭載のスマートアシストⅢ(SAⅢ)仕様を選びたいところです。