九州新幹線開業以降、基本的に在来線にJRの特急は走っていないのですが、今日は特急の表示があります。ピクミン…??
ピクミンってなんだと思っていたらその特急ピクミン1号がやってきました。かつて「つばめ」「リレーつばめ」で大牟田にも停車していた特急です。
ピクミンとは任天堂のゲームに登場する謎の二足歩行生命体のこと。JR九州とタイアップして沿線でさまざまなイベントがあり、その一環として臨時列車を走らせているのですが、わたしが驚いたのはこの装飾よりもこの行き先表示。

なんと、有明!
なんとかつて福岡県内と熊本、西鹿児島を結んだ特急「有明」の表示になっています。ピクミンファンの子どもたちだけでなくオールド鉄道ファンもうならせる粋な表示です。「熊本行」のサボがこれしかなかったからなのかもしれませんが、これをみられただけでも大牟田で列車を1本のがした甲斐があったというものです。
脱線してしまいましたが旅を先に続けます。ピクミン号のすぐ後に来た列車で荒尾駅に向かいます。
大牟田駅と荒尾駅の間でいよいよ熊本県に入ります。くまモンを見ずにどれだけの間熊本県内を旅行できるのか。ストップウォッチを開始します。
荒尾駅でもしばらく次の電車を待ちます。荒尾市も大牟田市同様炭鉱の町。万田坑などの観光地があるのですが、この案内板にくまモンはいません。なんだ、意外といないじゃないか。

このマークが地味にくまモンに見えてドキッとする。
次の電車に乗ってもくまモンはいない模様。さて、このまま熊本駅に行ってしまうと間違いなくくまモンに遭遇します。それを避けるため敢えて一駅手前の上熊本駅で降りて歩いて観光することにします。
目指す観光地は「夏目漱石の旧居」。熊本城なんてメインの観光地に行ったら絶対くまモンに遭遇しますからね。それに熊本市内の公共交通機関はこの秋から「くまモンのICカード」というICカードの利用のみに変わっているのでくまモンがいないわけがありません。公共交通機関も避けます。