ホッキョクグマの親子が巣穴の近くに留まる期間は平均12日ほどですが、この期間は家族によって大きく異なるようです。
ちなみに赤ちゃんグマたちがひとりで外にでることは滅多になく、赤ちゃんグマが母親と離れているの様子が観察されたのは全体のたった5%でした。
スヴァールバル諸島では、子熊は最長で2年半も母親に依存して生きていくのです。
また研究では、気温や時間帯が巣穴脱出のタイミングに影響を与えることも確認されました。
気温が高いほど赤ちゃんグマが巣穴の外にいる時間が長くなり、逆に寒い日には巣穴に戻る時間が増える傾向があることが分かりました。
そしてホッキョクグマのこれらの育成プロセスは、現在深刻化している気候変動の影響を受ける可能性があります。
研究者たちも、「ホッキョクグマの巣穴脱出は非常に繊細なプロセスであり、少しの環境の変化が影響を及ぼす可能性がある」と述べています。
今後の研究ではさらに広範囲での観測を行い、気候変動の影響をより詳細に追跡していく必要があります。
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参考文献
Polar bear cubs emerging from their dens for the first time: New study captures rare footage
https://www.eurekalert.org/news-releases/1074740
New Study: Polar Bear Cubs Emerging From Maternal Dens
https://polarbearsinternational.org/news-media/articles/new-study-polar-bear-cubs-emerging-from-maternal-dens
First-Ever Detailed Footage Shows Polar Bear Cubs Emerging From Dens
https://www.sciencealert.com/first-ever-detailed-footage-shows-polar-bear-cubs-emerging-from-dens